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飲茶のマナー ~洗杯編~
こんにちは。
Asian Cafeの山崎です。
前回、中国には『洗茶』という習慣があるということをご紹介したのですが、
広州に住み始めた当時、日本茶は一番茶がおいしいのに、
どうして中国茶は一番茶を捨ててしまうのだろうかと不思議に感じていました。
中国茶に詳しいある友人に、プーアル茶などの中国茶は天日干しにしたり、
発酵させたりして作られているので、『洗茶』をすることによって、
ホコリやアクを落とす効果があると聞いたことがあります。
また、一度『洗茶』をすることによって、茶葉を湯の中で開きやすくし、
お茶の成分を抽出しやすくする効果があるそうです。
その一番茶を捨てるだけではもったいない!!
という考えから始まったのかどうか、定かではありませんが(笑)
広州ではその一番茶を使って『洗杯』を行うんです ^^
昔、衛生状態があまり良くなかったころ、一番茶を使って、
自分の使う、箸、レンゲ、茶碗などをすすいで熱湯消毒をしていました。
お店によって少し違うのですが、空の大きい器が出てくるので、
その器に『洗杯』をしたときに使った一番茶を捨てると、
店員さんが持って行ってくれます ^^
現在は衛生状態に関してはあまり問題はないようなのですが、
飲茶の作法として残っているようです。
次回も広州で見つけたおもしろい習慣をご紹介します♪